マヌエル・アルバレス・ブラボ

マヌエル・アルバレス・ブラボは、20世紀写真史に大きな足跡を残したメキシコの最も優れた写真家の1人。ちなみに、マヌエルが名で、アルバレス・ブラボが姓である。

アルバレス・ブラーボは、1902年にメキシコの首都メキシコシティで生まれた。父親は教師であったが、絵画、写真、文学に造詣が深く、戯曲も手がけていたし、祖父は肖像画家。このような家庭環境に育った彼は、幼い頃からアートに親しんだ。

家はメキシコ・シティの有名な大聖堂の近くで、歴史地区の中心部にあった。そこではスペイン植民地時代の古い建物がアパートとして使用され、労働者階級など主に低所得者層の人々が暮らしていた。

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