フランスきっての伊達男

以前、「日々雑感」で好きな映画や感動した映画とは別に、何らかの理由で心に残っている映画について書いたことがある。小学生の頃に観たディズニーの「眠れる森の美女」で、幼いながらもオーロラ姫が理想の女性像となったこと、高校時代に初めてのデートで観た「ひまわり」、そして、当時はさほど有名でなかったジェーン・バーキンが出演していた「太陽が知っている」。

スクリーンで観た女性に初めてドキッとしたのがジェーン・バーキンだった。細く華奢なプロポーションで、どこか少年っぽい雰囲気もあり、そのボーイッシュなイメージがかえって女っぽく魅力的に映ったものだ。

余談ながら、「太陽が知っている」が製作・公開された1960年代後半当時、主演していたアラン・ドロンは大きなスキャンダルに巻き込まれていた。アラン・ドロンボディガードでもあり友人だったステファン・マルコヴィッチが殺害されて遺体で発見され、殺人容疑のかかったアラン・ドロンは何度も警察に召致され、ヨーロッパ中の新聞各紙やゴシップ誌がその内容をスキャンダラスに連日報道した。

アラン・ドロン暴力団関係者との関係などが取り沙汰されるようになったのはこの時期からのようで、また、この殺害事件は未解決のまま現在に至っている。

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